ぬむめ ブログ

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堀越学園の男女交際禁止の裁判が気になる的な話



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決まりや生活スタイルなど、時代によって変化するもの。

それはわかっているんですけどね。民主主義が傾きかけているような気がします。

www.nikkei.com

ニュースの概要は、堀越学園の校則で男女交際が禁止されているのにもかかわらず、男子生徒と交際し校則を破ったため女生徒が退学させられたのを不服として訴えた、という話。

このニュース。正直驚きました。男女交際が禁止されているのも、時代錯誤だなとは思います。ですが、私は訴えてた元生徒に憤りを感じます。人権意識が高い今、時代遅れの校則がある学校側を批判したい気持ちはわかります。気持ちはわかるのですけど、やはり納得がいきません。

まず、堀越学園は私立です。国公立よりも経営者や校長に裁量(経営の自由度)が多くあります。

たとえばの話。「マリファナが自由に吸ってもよい」という校則がある高校があったとします。学校の校則でよしとしてもマリファナを日本国内で所持することは違法行為です。校則が良くても法律がダメなわけです。

ですが、「丸坊頭にしてはいけない」というのは法律違反ではありません。違法行為であるのならば、坊主頭の人は警察に捕まってしまいます。もしも入学する高校に坊主頭にしなければならない校則があった場合、問題なのは、入学する前なのか、入学したあとなのか、というのが問題となります。

坊主頭でなければ入学できないという規則であれば、坊主でいと入学を拒否されてしまいます。それでも入学したいという自らの意思で入学するのです。高校はたくさんあり、坊主頭が嫌であれば他の高校に入学すればよいだけです。どうしても坊主頭高校に入学したいのであれば、坊主頭にすればよいだけです。

ですが、髪型など違反指定がなく高校生活を送っていたにもかかわらず、突然「坊主頭にしないと退学」というルールができた場合は話が違います。入学前のルールであれば、違う高校を選択することで坊主頭になることを回避できた生徒が、入学してから坊主を強制されるというのは、同じ高校にいるためには意思に反して丸坊頭にされるため、人権問題へと発展します。あってはならないことなのです。なぜならば、契約違反となるからです。

契約とは、双方の合意の元に行われる法律行為です。入学時に校則があることを了承し入学したのですから、校則は絶対のルールとなります。反対に、入学してから新たにできたルールであれば、合意のない場合は契約は行われません。実際の高校では、生徒会などで生徒の合意をとる形が多いのではないでしょうか。大切なのは合意があるかどうかです。

日本では少ないかもしれませんが、ドレスコードが決められている飲食店もあります。飲食店の場合、飲み食いする客の方が立場が強い印象を受けますが、法律の下では平等です。売る方、飲み食いを提供する方にも権利があります。「お客様は神様です」精神から、販売側は下手にでなければならない風潮がありますが、法律ではみな平等です。

たとえば「ハゲは入店できません」というお店があったとしても違法ではありません。しかしながら、規制する内容があまりにも過激なものは、ヘイト法など別の法律で規制される場合がありますが、極端な話、身体障害がある方の入店を拒んでも問題はないことになります。倫理的な問題はさておき、様々な商品を選ぶ消費者の権利と同等に、売る側にも客を選ぶ権利があるのです。水を高く売ろうが、ジャージ姿の客の入店を断ろうが、マスクをしてない人の入店を断ろうが、店側の自由なのです。情報社会の世の中では、SNSなどで悪評はあっという間に広まってしまいます。風評被害を恐れなければ、店側が違法行為でない制約を客に指示するのは、何の問題もありません。消費者側は、嫌なら買わなければ良いだけです。

「このお店は気に入らない」や「このお店のサービスは間違っている」など、消費者側からの文句に対応していると、自由に売り買いできる民主主義の精神が崩壊してしまいます。「私はネズミが嫌いだからテーマパークをやめて」など、言いたい放題の世の中になってしまいます。消費者側も、自分の都合ばかり押しつけず、「選択する」意識を持たなければ、何の面白みもない、無機質な未来が待ち受けています。

男女や人種など、差別問題がクローズアップされています。ですが、言い方は悪いですが、差別する側の人権はまったく無視されがちです。男同士で飲みたい、日本人だけで祭りがしたい、など、差別と考えがちですが「そうしたい」という感情の権利を否定されるのは疑問が残ります。

今回のニュースでは、今時「交際禁止」というのが時代にそぐわないことは確かでしょう。ですが、親御さんが交際によるトラブルに巻き込まれないように子供を入学させたかもしれません。交際が禁止されているからこそ、高い入学金を払い入学させたという方もいるでしょう。入学時に選択の自由があったにもかかわらず、校則が意に反していたとしても、入学したからにはルールに従うのが筋です。今回の退学になった生徒は、交際に発展する前に校則を変えるよう訴えるべきだったのです。認められなければ、転校するなどの対応もできます。

今回のように、問題が起きてから社会問題となるケースは多くあります。退学になった生徒が今回のように裁判を起こすことで、問題点として議論されるのは社会のためになることは間違いありません。男女交際禁止というのが時代にそぐわないため、学校側が叩かれる世の中でしょう。裁判に発展するようなので、判決がとても気になります。

以上、ぬむめでした。