うちのママちゃんは、洗濯用柔軟剤「ハミング」をこよなく愛してます。「ハミング愛」です。
おっさんである私が、小さい頃から見たことがあるパッケージ。何十年も愛され続けているヒット商品なのでしょう。移り変わりの早い現代において、何十年も続くような製品は多くありません。科学の進歩に伴う製品の進化も否定し、高機能より信頼を選ぶなんて、日本らしくていいじゃないですか。
ママちゃんは1番スタンダードなハミングのみを使用します。青い色のパッケージの商品です。
私は洗剤にこだわりを持つことはなく、綺麗に洗濯されていれば何でもいいです。花の香りがどうとかは一切気になりません。安くて良い品であればいいな、程度のものです。匂いがどうのとか、まったくどうでもいいです。クサイのは嫌ですけどね。
ママちゃんは匂いに敏感なのか、無印のハミングは匂いがしないらしいです。無香料?みたいな感じなのでしょうか。詳しくはわかりません。芳香剤の匂いが嫌いな方もいらっしゃいますよね。洗濯洗剤や柔軟剤の匂いがキツい方に遭遇すると、気分が良いものではありませんしね。
一度、私が間違って違うハミングを買ってしまったことがり、その時はブチ切れて新しく買いなおすくらいのハミング(無印)が好きです。
私は全く気にしないのですが、気にするのは娘ちゃんです。
娘ちゃんはママちゃんとは違い「匂い」がする洗剤に憧れていたようです。
コマーシャルでやってますよね。綺麗な女優さんが「うぁ〜素敵」みたいな。いい匂いがすう洗剤に憧れる気持ちもわからなくはありません。実際、ドラッグストアなどの洗剤売り場には、「香水かよ」とうような、かぐわしい匂いがする柔軟剤も数知れず売っています。
女の子なら、いい匂いの物に憧れる気持ちは、わからなくはないです。
娘ちゃんの願いを叶えるべく、いつも使っている「ハミング」は売り切れだったと言うことにし、ほんのり香りがある柔軟剤を買ってみました。ママちゃんはこれでもかというくらい不満を言いましたが、仕方が無く香りのある柔軟剤を使いました。無意味な争いを避けるため、同じ「ハミング」製品にしたのが良かったかもしれません。
匂い付きのハミングであるにもかかわらず、ママちゃんは特に不満を言うこともなく柔軟剤を使い続けています。数十年間使い続けたであろう無臭のハミングではない、香りがあるハミングなのに。
「もしかしたらママちゃんは匂いとかあまりわからないんじゃね?」私と娘ちゃんは考えました。
そして、香りのあるハミングがなくなったので、また違う柔軟剤を買ってみることに。今度は匂いがはっきりとわかるゴリゴリの柔軟剤。明らかに花のような匂いがプンプン。
変えてから1週間ほど、まだママちゃんは柔軟剤が変わったことに気がついていません。
ママちゃんの「ハミング愛」とは一体、何だったのでしょうか。
以上、ぬむめでした。