ぬむめ ブログ

趣味の記録や雑記ブログ

この季節に思い出す海での悲劇的な話



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ママちゃんと出会うずっと前の話。

当時付き合っていた彼女と海に行くことになった。

彼女は、水着を持っていなかったため、一緒に水着を買いに行くことに。当時はハイレグカットという水着が人気で、おマタの部分がVの字にカットされた、いわゆるセクシー水着が大人気だった。まさにビクトリーな時代。

彼女も時代の流れには逆らえず、恥ずかしながらもハイレグ水着を着ることを決断し、柄もパステルカラーの派手なものだった。私がプレゼントとして購入した。

海に行く当日。水着を楽しみにしている彼女を横目で見ながら、朝早く海水浴場へ車で出発。海に到着してからすぐに遊べるよう、二人とも水着はすでに着用済み。服を脱げば、今すぐにも泳ぎ出せる。早く彼女の水着姿が見たい。

プレゼントした水着は、なかなかの大胆水着で、おマタの部分がきわどい角度。おそらく、ムダ毛の処理をしないと、毛がこんにちはしてしまうはず。もしも、剃り残しや赤くなっていると恥をかかせてしまう。そう考えた私は、できるだけ人気の少ない、家族連れが少ない、空いていそうな海岸を目指した。

海水浴場に到着。まだ午前中で時間が早かったこともあり、人はまばら。やはり、空いている海岸を選んで正解だった。ここならゆっくりと遊べそうだ。マットとビーチパラソルを設し準備は万全。あとは服を脱いで水着になるだけだ。ジュースを飲み雑談しながら、水着になるタイミングを見計らっていた。午前中の海は水温が冷たいので、もう少し時間が経ってから水着になろうと。

ほどなくして、数メートル離れた場所に、カップルがやってきた。私たちと同様に、マットとビーチパラソルを設置して、くつろぎ始めた。おそらく、水着は中に着ており、私たちと同じように、もう少し暖かくなるのをまっているのだろう。

黙っていても汗をかくほど気温が上がってきた。太陽は空の真上にある。そろそろ、海にでも入ろう。私たちは服を脱ぎ始めた。中に水着を着ているので、服を脱げばすぐに海の中には入れる。彼女の水着姿も楽しみだ。

隣に陣取っているカップルも、私たちと同じく服を脱ぎ始めた。数メートル離れていなければ、私たちは仲のよい友達同士と思われるほど、同じタイミングだ。暑くなってきた頃合い、考えることは同じなのだろう。

彼女が服を脱ぐ姿をエロい目でみながら、さあ海に行こうか、という所で悲劇が訪れた。

彼女の水着が、隣にいるカップルの女性と、まるかぶりだったのだ。まったく同じ柄、同じ製品。パステルカラーの水着が遠目からでも同じ水着だとはっきりわかる。おまえら双子の姉妹かよ、というレベルだ。

隣のカップルも水着が同じことに気がついた様子。私たちと同様に、海には入れずにいる。彼女は顔をこわばらせ、動くことができない。おそらく、隣の女性も、同じ気持ちだろう。

これは気まずい。どうにかしなければならないと思いながらも、気の利いた言葉が思いつかない。

私は、「おなかが痛いから帰ろっか」と言った。彼女は大きくうなずき、服を着て、あと片付けをした。

片付けながら、隣のカップルを見ると、私たちと同じように帰り支度をしていた。

ー 完 ー (いろんな意味で)

以上、ぬむめでした。