ぬむめ ブログ

趣味の記録や雑記ブログ

毛が薄い毛抜き的な話



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私は毛抜きを3つ持っている。

ほぼ毎日、毛抜きは使うので、私にとっては必須のツール。

ひとつ目の毛抜きは、メインで使っているもの。両親から譲り受けたもので、もうかれこれ30年以上使っている。一度毛をつかんだら離さない素晴らしい品だ。値段は不明。これ以上の毛抜きに今まで出会ったことがない絶品だ。推測であるが、名の通った名工が作り上げてものに違いない。

ふたつ目の毛抜きは、先が鋭利に尖っている、高精度な作業に適したタイプ。産毛など抜きにくい毛も細い先端が逃がさない。先端が細すぎて皮膚に刺さってしまうこともあり、高性能だが自分もダメージを受けるという諸刃の剣だ。

みっつ目は予備の毛抜き。ほとんど使われることがない。おそらく、この3つの中で、おそらく一番高価だが、性能面ではまったくダメなので3軍となる。

恥ずかしながら、私は毛が薄い。

幸いなことに、頭の毛は若い時、に比べボリュームは減ったがご健在。だが、身体のけが薄い。ワキ毛など、数本ある程度で、娘ちゃんにも負けるレベル。初めて見る人に、ワキ毛を剃っているのかと聞かれるが、よく見ると数本生えている。スネ毛や手の毛も、うっすらとある程度。

そんな私が、どこで毛抜きを使うのかというと、ヒゲである。

中学生あたりから、濃いヒゲが数本生えてきて、「大人になったな」と感じた記憶が昨日のように思える。大人になったらヒゲを生やし、ワイルドな面構えになりたかった私は、ヒゲがモジャモジャ生えてくるのを楽しみに歳をとっていった。

しかしながら、数本、濃いヒゲが生えてくるが、くちヒゲを生やすほどにはほど遠く、ヒゲを剃らずにいると、ポショポショと毛が伸びるだけで、それはそれは、とても残念な風貌となってしまう。

20代、30代、と歳をとるごとに、いつかはモジャモジャボーボーのヒゲヅラになれると夢見た。どうやら私はヒゲが薄い人間だったようだ。そのせいで、カッコよくヒゲを伸ばせたことが生まれてから今まで1度もない。

ヒゲの処理をしなくてもよいので、他人にうらやましがられることもある。だが、考えてみて欲しい、私は一生、くちヒゲを生やし、ワイルドになったり、毛先を細くしてペテン師みたくなったり、無人島に何日間置き去りにされたんだといった顔になったりと、一切そういうことができないのだ。この先、死ぬまでできないし、死んでもできない。

ヒゲの手入れで私が憧れたのは電気シェーバーだ。新しい製品CMを見るたびに、使ってみたい衝動にかられる。ヒゲの薄い人あるあるなのだが、電気背シェーバーだと、毛が柔らかすぎてうまく剃れないことが多い。海外メーカーの電機シェーバーを使ってみたいが、その夢はいまだ叶わぬまま。

普段のヒゲ剃りはカミソリで、逆ぞり(毛の流れとは逆に剃る)ことを何十年もやってきた。逆ぞりすると、ヒゲが濃くなるらしいと言う伝説を聞いたからだ。だが、一向にヒゲが濃くならない。やはり伝説だったようだ。

毎日、カミソリで剃ると、私は肌が弱いため、肌が赤くなってしまう。そのため、くちヒゲは毛抜きで抜いている。毛を抜くとツルツルになるので、しばらくはメンテナンスフリーとなる。

前置きが長くなったが、ヒゲを抜くために毛抜きは必須アイテムなのだ。

そんなことから、私は毛抜きが大好きだ。良さそうな毛抜きを見つけると、つい買ってしまうのだが、メインで使っている毛抜きには到底及ばない使いにくさ。毛抜きの使用用途は、ヒゲを抜くだけなので、何十本も必要ない。3本だけ持つようにし、それ以上になったら処分している。

毛抜きは1つ数百円から数千円と安い。しかしながら、今使っている以上の品に巡り会えない。今の品で満足しているが、これ以上抜ける毛抜きがあるのであれば、巡り会ってみたい。そんな毛抜きが、この世にあるのあろうか。

これからも、新しい毛抜きを買い続けるだろうし、ヒゲは抜き続ける。

そして私は一生ヒゲを生やせない。

以上、ぬむめでした。