ぬむめ ブログ

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【FENDER JAPAN改造】フレットのすり合わせとネック塗装・悲劇への序章・その3【地獄の作業】



改造された Fender Japan(フェンダージャパン)のストラトを、元のスタイルに改造しなおす企画、その3です。

前回に引き続き、ネック周りの作業です。フレットを打ちましたので、エッジ処理とフレットのすり合わせ、指板の塗装作業です。


前回の記事はこちら

numume.hatenablog.com


フレットを打ち終わりましたので、地獄のすり合わせ作業の始まりです。

なぜ地獄?かと思われるかもしれませんが、とても面倒なのです/(^o^)\


マスキングで指板保護

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指板をすり合わせていく前に、指板をマスキングテープで保護していきます。フレットを削った際に出る鉄の粉が指板についてしまうと取れにくく、指板が黒く汚れてしまいます。

汚れ防止のために、メイプル指板のネックは塗装してから、すり合わせする場合もあります。

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指板をすべてマスキングテープで保護します。

ヘッドの部分は塗装が残っていますので、削りカスが付いてもとれますが、ペグ穴やナット部分は汚れてしまします。しっかりとマスキングテープで保護をします。

フレッドエッジ処理

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エッジを削る便利な専用工具も販売されていますが、手持ちの道具を使い削っていきます。

通常はエッジに45度くらいの角度を付けると思います。今回は50度~60度位の角度になるように削っていきます。Fenderストラト系は1弦がフレットから落ちやすい傾向があり、ジャンボフレットのような高さがあるフレットだと45度だと緩すぎます。ブリッジやナットなどトータルバランスも関係し、弾く人自身の『慣れ』もありますので一概にベストな角度はありませんが、自分の好みで調節しましょう。

アルミのL字アンクルに紙やすりを両面テープで固定し削っていきます。

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大まかに削りましたら、直線が出ている水平の板に紙やすり(240番)を付け、均一になるように削ってそろえていきます。

安物の鉄ヤスリよりも、紙やすりのほうが綺麗に削れます。詳しい名前はしりませんが、紙やすりは茶色いタイプよりも、白いタイプが削りやすいです。

エッジが綺麗にそろいましたら、指に引っかかりができないよう、ヤスリで丸めていきます。

さらっと書いてますが、21フレットX両面 で42カ所もあるので、ものすごく大変で手間と時間がかかります/(^o^)\

すり合わせ

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アールの付いた板に400番の紙やすりを付け、さら~っと擦ります。この板だけですり合わせをすると、ほぼ間違いなくフレットの両端(6弦1弦)が多く削れてしまいます。ですので、さら~っと擦る程度です。

目視や鉄製定規などで、綺麗にならんでいるか確認します。

弦を張ってみて、音が出ないフレットをチェックするのが確実です。ロットを緩めていますので、弦を張るとネックが順ぞりになります。音のツマリや出ないポイントを徹底的に探します。

すり合わせをやっている画像を取り忘れました\(^o^)/

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本格的なすり合わせは、鉄のまっすぐの板でやります。私はL字アンクルに紙やすりの400番をつけすり合わせます。一カ所だけ削れないように、慎重に全体を削っていきます。

指板を調整し新しいフレットを打つ場合は『すり合わせ』はそれほど必要ありませんので、サラーっとやりましょう。

フレットのトップを丸く削る

音が出ないフレットを調節しつつ、フレットを丸く削ります。

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このようなフレットを丸く削る専用ヤスリで削っていきます。

が、しかーーーーーーし!

これだけでは大抵フレットのトップも削れてしまい、高さが合わなくなります。

あくまで、軽く合わせる程度で削っていきます。ガシガシやると、フレットのトップも削れて大変なことになります。

弦を張ってはフレットを調整し、何度も調節していきます。

すごいめんどくさいよ\(^o^)/

指板塗装

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ネックの塗装は、クリアラッカーを吹いて1発で終わらせたいところですが、ヘッドやネック裏など塗装をはがしていませんので、クリア塗装だと色が合いません。

ラッカーで色を調合してエアガンで吹けば良いのですが、我が家はシンナー系禁止でエアブラシも持っていません。

なので筆で塗っていきます。

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【ニスを塗る娘ちゃん】

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それほど違和感無く色が付きました。

5回ほど塗っています。

フレットトップを丸める

弦を張り、自分が納得のいくまで、すり合わせ調整が終わりましたら、フレットのトップを丸めていきます。

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フレットを油性マジックで色を塗っていきます。マスキングテープなどで指板を保護するのをお忘れなく。

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細めのヘラに紙やすり400番を両面テープで貼り、フレットの中央(一番高い場所)が残るように削っていきます。一番高い場所を削ってしまうと、すり合わせを最初からやり直しになりますので、細心の注意を払います。

この作業は、直接サウンドに影響してきます。

雑な作業や失敗で、音が良い方向に向かうことはまずありません。

慎重に丸く削っていきます。

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画像は分かりやすくするために、フレットトップの線が太いですが、実際は髪の毛2~3本ほど黒い部分を残して削ります。絶対にトップの黒い線が消えてはダメです。

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黒い線を削っていきますと、自然にフレットは丸くなっていくはずです。フレットのトップがしっかりと残っていれば音は鳴りますが見た目がダサくなります。

最後に、金タワシでゴシゴシしてトップの黒い線と細かい傷を消します。ゴシゴシしすぎてフレットに傷をつけたり、トップを削りすぎないように注意します。

これを21フレットまで全てやっていきます\(^o^)/

フレット・指板磨き

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フレットと指板をコンパウンドで磨いて完成です。

私は車用のコンパウンド、粗め、細め、極細の三種類を使っています。

次回へ続く。



次の記事

numume.hatenablog.com


終わりに

サラッと書いてますが、かなり時間がかかる作業です。ネックや弦をつけたり外したり、削っては直しの繰り返しです。ものすごく手間がかかりますが、完全に自分好みに調整ができるのが良いところです。

フレット交換は、慣れるとそれほど難しくありませんが、道具を揃える金額と作業時間を考えると、堅実にリペアショップに頼む方が良いかもしれません。

自分でフレット交換作業をする最低限の条件として、ギターを全て調節出来ることが必要です。チューニングやオクターブ調節はもちろんのこと、トラスロッド調整やフレットすり合わせ、ネックの仕込み角度やナットの調節その他もろもろと、理解して調節できる必要があります。


フレットを打ち替えますと、しばらくの間はネックの状態が安定しません。リペアショップでフレットを打ち替えても1週間ほどで狂ってしい、再度調整が必要になる場合があります。これはネックが徐々に反っていくためです。

そのような調整も自分で時間をかけておこなえば、ギターをベストな状態を常に保つ事ができます。

エレキギターを長年弾いている方で工作好きの方なら、道具があればそれほど難しくはありません。完全に自分好みに調節できますので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか/(^o^)\


以上、ぬむめでした。