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3つのケースで考える・幽霊に会った事が原因で死亡した場合に過失は無いのか検証する



怖い話で登場人物が死んでしまう内容をよく見かける。死亡原因は様々だが、私が気になったのは『幽霊が直接の原因で死亡』することの少なさだ。

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幽霊に遭遇し死亡する3つの事例

不思議なできごとすべてを幽霊のせいにしてしまうのは、公平性が求めらえる現代では問題がある。幽霊以外でも数年前、都合の悪い事をすべて「妖怪のしわざ」にしてしまう事案が、子供を中心に日本中で多発し社会問題になったことは記憶に新しい。

幽霊に遭遇し登場人物が死亡してしまう場合、すべての原因は幽霊にあるのだろうか?登場人物に過失は無かったのだろうか?ありがちな死亡事案を例に、3つのケースを使って検証してみよう。


ケース1 海で泳いでいたら幽霊に足をつかまれ、海の底へ引きずり込まれ死亡


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これは本人の過失による水死

全国さまざまな地域で発生するパターン。登場人物の死体が見つかる場合と見つからない場合があるが、海難事故による水死でも同様なので、死体の有無は問わない。

自治体により多少異なる場合があるが、基本的に海水浴場で監視者がいない場所で遊泳はできない。遊泳禁止の場所で泳ぐことは、罰金刑など処罰の対象になる場合がある。海水浴場で監視者がいる状態での幽霊話は聞いたことがない。おそらく海水浴場の監視者がいる場合には、幽霊による死亡案件が発生する確率が著しく低下しているはずだ。監視者がいない遊泳禁止の場所では、なんらかの遊泳できない理由がある。海流が強く溺れる危険性や、急に水深が深くなるなど危険なためだ。そのような場所では幽霊に会う合わない以前に死亡事故にあう確率が高い。

また服を着ての遊泳は非常に危険だ。服が水を吸ってしまい体に密着するので泳ぐことが困難になる。海で服を着たまま幽霊に足を引っ張られた場合には、すぐに服を脱ぐ事が重要だ。そして全裸で幽霊に足を引っ張られるという話をまったく聞かないことから、幽霊に遭遇して安全に帰還するためには全裸が有効と判断できる。

対策

遊泳禁止の場所では泳がない。安全確認ができていない遊泳は絶対やめよう。万が一、幽霊に足を引っ張られてしまった場合は、速やかに服を脱ぎ、全裸または水着の着用で死亡事故を未然に防ぐ可能性が飛躍的に上がる。

ケース2 車を運転中に女の幽霊が現れ、運転者はガードレールに衝突し死亡

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これは本人の過失のよる事故死

幽霊が出たことが間接的要因であるが、死亡事故に発展するほど車の速度がでていた可能性がある。犬や猫が飛び出してきて、ガードレールに衝突する事故となんら変わりは無い。死亡するには車の安全強度を超えたスピードの出しすぎが死因と考えるべきだろう。走行スピードが上がるほど衝突時の衝撃が高くなり死亡する確率が飛躍的に上がる。

ガードレールに衝突するなどの単独事故の場合、現代の安全性が高い車では法定遵守の運転での死亡は極めて低くなる。高速道路を除く一般道の速度上限60Kmでの単独事故の場合、死亡事故に発展するのは難しい。死亡原因に発展するケースとして考えられるのは、シートベルトをしていない場合ではないだろうか。幽霊に会う以前に交通ルールを守れないのは運転免許を持つドライバーとして失格だ。

対策

法令遵守。法定速度を守りシートベルト着用した万全の状態で運転し幽霊に遭遇しよう。自動ブレーキなどの安全装備が充実した車に乗り換えることも必要だ。単独事故の場合、手厚い保証がある任意保険の有無も経済的ダメージを軽減する方法の一つだ。過失責任を減らすためにもドライブレコーダーも必要だ。幽霊の撮影に成功した場合には臨時ボーナス級の報酬も狙える。

ケース3 山奥の廃屋に行き幽霊に遭遇し謎の病気により死亡

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これは本人の過失による死亡です。

適切な病院に行き、処置を受け無かったことが主な原因。原因不明の病気というのは、心霊現象以外でも世の中にたくさんある。

病院に行って「あなたは謎の病気ですね、お大事に。」という事にはならない。医者は何かしら病名をつけなければならない。熱が出た、咳が出るなどは風邪と診断されることが多いだろう。ここで注意しなければならないのは、登場人物が『幽霊に遭遇してから発病している』と思い込んでいる可能性があるという事だ。

エジプトの遺跡発掘で、古代の呪いによる死亡事案がある。しかしながら、何百年何千年と密閉された空間で、まだ発見されていないウィルスや原虫による感染症などで死亡した可能性が高いという説が有力だ。

このケースでは「日本の山奥の廃屋」という点から、マダニやカタツムリやナメクジなどの寄生虫感染の可能性が考えられる。戦前までは日常的に寄生虫による感染症があったが、現代の食品衛生事情ではそのような感染症は稀だ。寄生虫感染症に関する知識が医師の間で不足している現代、感染症の発見が遅れてしまう事があるという。キツネやタヌキなどの野生動物による感染症は、発病までの潜伏期間が長い場合があり、発見が遅くなったために死亡する例もある。

対策

精密検査が可能な医療設備のある病院に行くこと。担当医には幽霊と遭遇したことだけではなく『山の廃屋に行った』という説明も忘れてはならない。それでも原因が謎な場合は、寄生虫や野生動物などの感染症を疑ってみよう。それでも原因がわからない場合には、担当医に他の大きな病院への紹介状を書いてもらおう。病気の謎が解明するまで、徹底的に病気と戦うことが重要だ。


最後に

今回は3つのケースで説明したが、幽霊が100%直接の原因になる事は無いと言える。すべてを幽霊のせいにしてしまうのは、すべてを妖怪のしわざにするのとなんら変わりはない人間のエゴイズムである。

幽霊による死亡する話は、法律や規則や慣習を厳守することにより、ほとんどの場合防げる事がわかる。正しい知識を持って幽霊に遭遇し安全に帰還することを心がけたいものだ。


以上、ぬむめでした。


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