ぬむめ ブログ

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MSG【Captain Nemo(キャプテンネモ)】今聞いてもやっぱイイわマイケルシェンカーかっこよすぎ!と思い出話



もうなんでしょうね、これは。

初めて私がこの曲を聴いたのが、小学校6年生くらいの時。

「なんじゃこれは!!」

とチキンスキンになったのを今でも覚えています。

マジで今聴いてもカッコいい/(^o^)\




【MSG(マイケル・シェンカー・グループ】

初めて聴いた時の衝撃

私が小学校6年生のころの話。兄から無理やりMSG(マイケルシェンカーグループ)を聴かされた。好きな曲もいくつかあるが、いまいちピンとこない。嫌いではないが、このんで自ら再生ボタンを押さない、そんな感じだった。

しかし、キャプテンネモだけは違った。当時、兄に歌物ばかり聞かされており、インストルメンタル(歌の無い曲)は非常に新鮮だった。故ゲイリームーアも同時期に聞かされていたが「ふ~ん」程度で、それほど良いとは思っていなかった。インストルメンタルでこれほど衝撃を受けたのは、YMOを初めて聴いた時以来だ。

私が中学にあがり、「ジャパンヘビーメタル」にハマっていた。ラウドネスやら44マグナムやらアースシェーカーなど。海外アーティストは、兄から強制的に聞かされ続けるも、海外アーティストから遠ざかっており、キャプテンネモの存在をしばらくは忘れていた。

ネモ船長にまた会う

中学1年の終わりごろ。私がギターをやっていると話を聞いたらしい同級生の兄に、家に来るよう呼び出しがかかった。

「あー、やべーな、死ぬかも」

と私は恐怖した。

当時は【ギターをやっている=不良】。その同級生の兄は、同じ学校の3年生。バリバリの不良グループの怖そうな人だった。エレキギターを弾くと、そういった人達と関わることは、ある程度覚悟していた。でも、顔はやめなよボディボディな感じでお願いしますな感じだった。

恐怖に怯えながら、同級生の家で先輩と対面した。すぐに、

「ちょっとギター弾いてみて」

と言われた。私はラウドネスのギターソロを弾いたと思う。

「お、君うまいね」

と先輩に言われ、とりあえず助かった。その時、頭に思い浮かんだ言葉は、

『芸は身を助ける』

これが現在も、私の座右の銘である(ウソ)

それから、その先輩が高校にあがるまでしばらくの間、私はギターを持って先輩の家に遊びに行くようになった。

先輩はマイケルシェンカーを愛しており、ギブソンではないがフライングVを使っていた。最初は「フライングVは弾きにくそうだな」と思っていたが、弾かせてもらうと驚くほど弾きやすい。マイケルシェンカーの動画を見てもらうとわかるのだが、足にVの部分を挟むことでギターを完全に固定できて演奏が安定するのだ。座ってもVの部分を足挟むことで弾きやい。

しかし、先輩がキャプテンネモを練習している姿を見て、私はいつも思ってた。

「なんか違うくね?」

なんか違うのである。何が違うのか?と聞かれると説明はできないのだが、なんか違う。

キャプレンネモの謎

キャプテンネモの楽譜を買ったり耳コピしたりと、ギターキッズ達はみんな弾いていた。キャプテンネモこそギターであり、ギターはキャプテンネモだった。

しかし、このキャプテンネモ、楽譜が数多く販売されているのだが、書いてある内容がことごとく違うのだ。音はほとんど一緒なのだが、フレットを押さえるポジションが違う。

そういった問題は、ヴァン・ヘイレンにもあった。画期的なライトハンド奏法は、実際の演奏を見ないとわからない新技術だったため、それを見た事が無い楽譜製作者にはどうする事もできなかったのだろう。



だが、マイケル・シェンンカーのキャプテンネモは違う。スキッピングピッキングやインサイドピッキングなどは使われているが、基本はオルタネイトピッキングの演奏だ。とりえわけ新技術なわけでもなく、曲のテンポが速いわけでもない。コピーは容易と思われていた。

だが、現実は違った。

おそらくキャプテンネモは、人類史上初のエレキギター難解曲ではないだろうか。

曲の始まりの箇所、印象的なフレーズだ。この部分がキャプテンネモであり、ほかの部分はそれほど難しくはない。このフレーズの謎を解くことがキャプテンネモであった。様々なポジションで試すが、マイケルのようには弾けない。インターネットも無く動画など確認はできない。毎月でるギター雑誌と、MTVのマイケル富岡ベストヒットUSA小林克也だけが情報源の時代である。

しかし、問題解決は意外と早く来た。ギター雑誌『ヤングギター』にマイケルシェンカー本人のインタビュー記事が掲載され、正確なポジションが判明したのだ。あのニュアンスは、本来のポジションでなければ出ない。謎が解明されたが、その号を買っていないギターキッズ達は、現在も謎のままキャプテンネモを弾いている。私も買いそびれてしまい、先輩に雑誌を見せてもらい謎は解けたが、キャプテンネモを弾けるようになることはなく、時は過ぎた。

最高のギターサウンドだった

今でも言われるが、メタル系ギターの最高の音は、ヴァン・ヘイレンの『炎の導火線』や『伝説の爆撃機』と聞くことがある。私もそう思う。ギターを始めた頃、どうやったらこういう音になるのかと考えたものだ。エフェクトとマーシャルの次元を超えていたサウンドだった。

現在は比較的近い音の再現可能だが、「当時そのもの」のサウンドを簡単に出せるかと聞かれれば、答えはNOだろう。当時のヴァン・ヘイレンのインタビューで、自分でもどういうサウンドクリエイトなのかわからない、といった記事を見た記憶がある。まさに奇跡のサウンドだったわけだ。

しかし、私はキャプテンネモのマイケルシェンカーサウンドもすばらしい。「ギターはギブソンの変形です」とアピールしまくっているハムバッカーサウンドに、マーシャルで歪みをかけただけのような、シンプルで奥の深いサウンド。ヴァン・ヘイレンが新時代のサウンドと考えると、マイケル・シェンカーは、ジェフ・ベックジミー・ペイジなど、オールドサウンドの集大成といった感じかもしれない。

おっさんになってからキャプテンネモを弾き始める

今から10年ほど前のこと。私は仕事でヤフーオークションを使うようになり、中学生当時の、キャプレンネモの謎が解き明かされた雑誌を買う事が出来た。当時のヤングギターの特別号で定価800円くらいのもの。しかし落札価格は1万円近く。現在も家宝として大切に保管している。

私は今でも、娘ちゃんから、

「もう飽きました、許してください、おねがいします」

と言われるほど、キャプレンネモを弾いている。


マイケル・シェンカーは現役。ルドルフ・シェンカーと共に『ミスターフライングV』として、死ぬまでがんばってほしい。



Best of the Michael Schenker Group 1980-1984


終わりに

今は情報が簡単に入り、機材もお金があればネットで簡単に買える。ギターの演奏技術や、機材の性能も飛躍的に高くなった。古い時代のギタープレイヤーは、今の若いテクニカル系の人達には物足りないかもしれない。しかし現在にはない『何か』があると思う。機会があれば、色々聴いてみてほしい。


以上、ぬむめでした。


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