ぬむめ ブログ

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私が生涯聞き続けるだろう10の曲・The Entertaine


私が死ぬまでやりたい目標の一つに、『The Entertainer をエンターテイメントする』というのがある。

これは何なのか?



私にもよくわからない/(^o^)\

と言うのは嘘で、この素晴らしい曲で、「どれだけ周りの人を楽しませることが出来るか」ということ。

Youtube で世界に発信し、世界中の人を喜ばせるつもりはサラサラない。家族や友人、数メートル先にいる人間だけで十分だ。曲を聴いて楽しい気持になってくれればいいし、「楽しい時間をありがとう」と言ってくれたなら、私の目的は成就する。

だが、それが中々難しい。

達成までは時間がかかりそうだ。だから期限は『私が死ぬまで』である。


The Entertainer


スコット・ジョプリン(アメリカ)の代表曲であり、もっとも有名な曲だ。

聴けば、「あ~、この曲か」とわかる誰もが知っている曲。



スコット・ジョプリンの生涯はとても興味深い。興味がある人は調べてみることをお勧めする。


スコット・ジョプリン - Wikipedia


曲との出会い - 父の影響


私がこの曲と初めて出会ったのが小学生の時、1970年代後半から1980半ばまでの話。


この頃の私は、父がテレビを見ている時は、アニメや欽ちゃんやドリフなどのバラエティ番組は見ることは許されなかった。父は洋画が好きで、アメリカ映画を愛していた。

私が幼少の頃は、ビデオがまだ普及しておらず、好きな映画を観るには映画館に行くか、テレビ放送を待つしかなかった。父はポール・ニューマンの大ファンで、出る映画は強制的に見せられた。その時代はテレビでアメリカの古い映画がよく放送されいた時代でもあった。

父は西部劇がとくに好きで、荒野の七人やら色々一緒にテレビを見た。子供なら銃を撃ったり馬に乗ったりするのが好きなような感じがするが、私はまったく興味が無く、父と一緒に観たポール・ニューマンの映画で、強く印象に残っているのが『スティング』だ。

内容は小学生には難しい内容だった。その時はストーリーではなく「ポール・ニューマンすげー」と楽しんでいた。ポール・ニューマンは『スティング』を観る前に『ハスラー』で知っていたので、父と同様に当時の私も彼のファンだった。

ポール・ニューマンかっこいい以外でも『スティング』には惹かれるものがあった。それは主題歌である『The Entertainer』がピアノのみの演奏だったこと。

ちなみに『スティング』は1973年(アメリカ)の作品だ。映画主題歌の主流はオーケストラだったが、バンド演奏のものも数多く存在した。その中でピアノのみの演奏で、軽快なメロディの主題歌は凄く印象に残っている。

私は成人を過ぎるまで、この曲を『The Entertainer』ではなく『スティング』という名前の曲だと思っていた。



スティング [DVD]


弾いてみたい! - ラグタイム


私が20代の話。


私が成人し、パソコンで様々な情報を調べる事が出来るようになり『The Entertainer』という曲であると、作られたのが『スティング(1973)』よりはるか前の1902年にスコット・ジョプリンが作った曲だというのを知った。1902年は日本だと明治35年だ。今から100年以上前の話である。

スコット・ジョプリンを調べていると『ラグタイム』という言葉に必ずたどり着く。

ラグタイムとは、音楽のジャンルの一つで、由来は諸説あるので興味がある方は調べてみると面白いと思う。

簡単に説明すると、リズムにシンコペーションが多用され、伴奏と主旋律があり伴奏に特徴があるモダンJAZZといった感じ。スコット・ジョプリンが『ラグタイム王』であり、ラグタイムそのもの。


色々調べていると、楽器をやっている人間としては「弾いてみたい!」となるものだ。


ピアノの楽曲なので、ギター用の楽譜など売っているはずがなかった。ピアノの譜面は販売されていたが、当時の私にはピアノの楽曲をギター用に編曲する技術は無い。

メロディーとして弾くくらいはできるが、ギター用に編曲された完成度の高い物を演奏したかった。小さい頃、クラシックギターで『The Entertainer』が演奏されているのをテレビで見た事があったからだ。


編曲できず、楽譜も無く、当時の私は演奏をあきらめるしかなかった。



Complete Piano Works of Scott Joplin


楽譜を手に入れるが別の問題が発生


私が30代後半の話。


すっかり『The Entertainer』やラグタイムの事を忘れていたのだが、なんとなくラグタイムをネットで検索していると、私の運命を変えるサイトに巡り合うことができた。

ラグタイムギターを扱ったサイトだった。

これはもしや『The Entertainer』の譜面が販売されているのでは?と思い検索したが、私が望む編曲の物は無かった。

またダメか。そう思ってサイトを見ていると、サイト制作者が独自に編曲した楽譜を「メールくれれば送るよ」と書かれていた!

すぐにメールを出そうと思ったのだが、怪しい壺を買わされたり、儲かる教材を買わされないか疑ってしまった。『メールをくれれば楽譜のPDFを送るよ』なのだ。なんか怖い。

サイトに譜面のデモ演奏があったのだが、私の理想に近いものだった。これはどうしても欲しい!

意を決して、私はメールを出すことにした。映画『スティング』の大ファンでDVDで100回は観ている事、『The Entertainer』をどうしてもギターで弾きたいことをメールに書いて送信した。

次の日。メールに楽譜のPDFファイルが添付されて返信が来た。サイト制作者の方も『スティング』のファンで、リマスター版のDVDは買いだ!とアドバイスまでいただいた。私はすぐにお礼の返信メールを送り、胸をときめかせた。これでやっと弾ける!

そのサイトのURLを紛失しており、今サイトを検索しても見つけることが出来なかった。あの時は本当にありがとうございました!と、あらためてお礼を言いたい。その方の好意がなければ、現在も弾くことが出来なかったかもしれない。


しかし、また問題が起きた。


私が弾いているのはエレキギターだったことだ。チキンピッキングくらいはするが、右手を指で弾くなんてことは皆無だ。

原曲の雰囲気を最大限に出し、ギター用に編曲された楽譜は、アコースティックギターが必須であった。そこで問題になる事がある。


私はアコースティックギターが嫌いである(理由は割愛)。


でも、弾きたい\(^o^)/


しょうがないのでクラシックギターを買うことにした。アコースティックギターを買うならミディアムスケールと決めており、ヤマハ党なのでヤマハのお店にギターを見に行った。しかし相当高かった。安い物で10万越えだ。下手に長く楽器をやっているせいで、数万円の安い楽器は買うことができない。


ママちゃんに「クラシックギター欲しいから20万円使っていい?」

なんて言ったら確実に殺される/(^o^)\


中古で探すことになり、YAMAHAの630mmスケールの物を1万円ちょっとで買う事が出来た。音はお世辞ににもいいとは言えないが、練習用と割り切って使う事にした。


そこから独学でクラシックギターを始めることになる。


私のクラシックギターの先生(私の先生は人間ではない)


改訂新版 カルカッシ・ギター教則本 溝淵浩五郎 編著


歳をとって、一人で遊ぶことが多くなった


若い頃はバンドを組んだり、バンド仲間とセッションしたりする事が多かったのだが、社会人になり時間の制約ができると、なかなか集まって演奏する機会が減る。

クラシックギターの独奏は都合がいい。

一人で遊べる。

今現在もクラシックギターを練習しているが、エレキギターのようにはいかない。通しで『The Entertainer』は弾けるようになった。人に聞かせれば「上手いねー」と言われる。だがそれではだめなのだ。


今の私の演奏には、余裕が無いのだろう。


弾いていて自分では楽しいが、楽しんでもらうのは別だ。

今はただの『軽快な音楽をギターで弾くおっさん』でしかない。


「上手いね」ではなく「楽しいね」と言わせるために、どうすればいいのか。

現在も葛藤が続く。


そして、この曲をきっかけに、様々な素晴らしい曲と出会う事ができた。


終わりに


『The Entertainer』

一生聴き続けるだろうし、じーさんになって指が動かなくなるまで弾き続けるだろう。

『The Entertainer をエンターテイメントする』ためにね。


以上、ぬむめでした。


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