読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぬむめ ブログ

趣味の記録や雑記ブログ

私が生涯聞き続けるだろう10の曲・ アイネクライネナハトムジーク第一楽章

アマデウスモーツアルトの曲で、誰もが一度は耳にしたことがある名曲中の名曲だ。

私は毎日のようにこの曲を聴くのだが、おそらく二千回以上は聞いていると思う。


f:id:numume:20170425001256j:plain



最初の出会い 小学校時代

私がこの曲と出会ったのは、今から数十年前の小学校1年生の時。私が通う小学校で登校時間にこの曲が毎日流れていた。小学校の頃は「あ~これはクラシック音楽だな」という位の認識しかなかった。音楽の授業でモーツアルトを習い、ベートーベンなどの古典派とわかるが、それほどクラシックに興味がなかった。


二度目の出会い 十代半ば

次にこの曲と出会ったのが、当時大人気であったロックバンド「BOOWY」のアルバム「BEAT EMOTION」に収録されいている8曲目「SUPER CALIFRAGILISTIC EXPIARI DOCIOUS 」という楽曲の一部でフレーズが使われている。




アイネクライネナハトムジークのイントロの部分、タン、タタン、タタタタタタン の箇所だ。


f:id:numume:20170425000424j:plain


当時、私の周りにはBOOWYファンがとても多く、友人に無理やり聞かされたのを覚えている。ロックバンドなのでロックな感じでアレンジされているのだが、それがまたカッコいい。

クラシックの曲をモチーフとした曲は沢山あるのだが、私が初めてロックとクラシックの融合を意識した曲だ。


生涯聞き続ける事になった最大の出来事 十代後半

十代後半のある日、バブル時代が終わろうとしているススキノの一角。アマチュアの弦四重奏の方々がアイネクライネナハトムジークを演奏しているのを聴いた。

私はその光景を見て物凄い衝撃を受けた。

小学校で毎日流れていたのは弦楽合奏(ヴァイオリン形式の楽器を20人程で演奏するオーケストラ)なのだが、たった4人(ヴァイオリン2人・ヴィオラ・チェロ)で演奏しているにも関わらず、素晴らしい調和を感じた。「調和?何を言ってるんだ?」と思われるかもしれないが、私にも何が何だかわからない。それは調和以外の何物でもなかった。


調和とは?

[名](スル)全体がほどよくつりあって、矛盾や衝突などがなく、まとまっていること。また、そのつりあい。「調和を保つ」「周囲と調和のとれた建造物」「精神と肉体が調和する」 デジタル大辞泉


その時に聴いた演奏は、矛盾や衝突がなく、これほどの曲がこの世に存在するのだろうか?と思うほどだった。モーツアルトが天才だったというのは誰もが承知の事実だが、私はあまりの曲の素晴らしさ、モーツアルトの偉大さに感動し、心臓の鼓動が速くなるほどだった。それが素人の目から見てもわかる、完璧ではないアマチュアの演奏でもだ。

弦四重奏では指揮者がいない場合がほとんどだ。曲の強弱やスピードなど指揮者がいない場合は、息の合った所が見せ場でもある。譜面通りに弾くのがクラシックの定説だが、この曲は演奏者がノッてしまいやすいのだろうか、それとも個人の曲への解釈なのか、演奏が強弱が微妙に違ってしまう事がある。

演奏された曲の完成度は、演奏者の力量や感性の問題なのだが、それすらも調和させてしまい、ジャズのような心地よさを生む。これは偶然の産物ではなく、モーツアルトが作ったアイネクライネナハトムジークの楽曲による、調和がもたらすものだと私は思っている。

良くない曲が演奏者によって良くなることがあるが、この曲は演奏者の力量を底上げする曲の完成度がある。簡単に言うと、少しくらい下手な演奏でもそれなりに上手く聞こえてしまうのだ。


f:id:numume:20170425000424j:plain


このフレーズを含め、全体の音一つ一つが、そういった力をもっているのだろう。

小学生時代に毎日聴いた曲であるのも関わらず、この出来事を通して、今まで以上に音楽の奥の深さに気が付く事になった。


アイネ・クライネ・ナハトムジーク

ドイツ語でモーツアルト自身がつけた曲名だそうだ。日本語での意味は【小さな夜の歌】

小さな夜とはどんな夜だろうか?毎日訪れる夜なのか、それとも小さな=短い夜なのか、それともモーツアルトが適当につけた名前なのか、夜に短時間で作った曲なのか、その辺の詳細はわからないらしい。誰のために作られたかも不明。

セレナーデ第13番ト長調 という別名もある、いかにもクラシックの曲っぽい名前だ。

日本語での曲名は『小さな夜の歌』や『小夜曲』など。

映画のアマデウスを見ると、モーツアルトの奇人ぶりがわかるが、モーツアルトが「小さな夜の歌でイイんでない?でも小さいって意味わかんなくない?チョーウケルんですけどぉ」などのように、深い意味は無く適当につけた名前ではない事を祈りたい。曲を聴きながら、小さな夜の歌の意味について考えるのも楽しい時間だ。

現代のモーツアルト研究で今後、どんな経緯で名前が付けられたか判明したとしても、この曲が素晴らしい事には変わりはない。



最後に

今でも私はこの曲を聴くと毎回、胸が高鳴る(ドキドキする)、何年経とうが何度聴こうが。オーケストラ版もいいのだが、youtubeなどで見られる弦四重奏でアマチュア演奏家の物も面白い。有名すぎる曲で演奏される機会が多いので、生で聞く機会があれば、ぜひ生演奏を聴いてもらいたい。アマチュア演奏家のものでも楽しい時間を過ごせるだろう。

これが1787年の作品なのだ。日本は江戸時代で徳川幕府の時代、暴れん坊将軍で有名な徳川吉宗の死後30年ほどの作品なのだ。200年以上前から世界中の人をどれだけ楽しい気分にしてきたのだろうか。


私がこの曲に出会えた事が生涯の財産であり、これからも聞き続け、胸が高鳴る事だろう。

この曲を聴いていないのに、胸が高鳴ることがあったら病院に行く事にする。それは心臓の病気の可能性が高い。



以上、ぬむめでした。